播磨地方の「藍染め」と「革製品」がコラボ!「姫路藍靼」(ひめじらんたん)

【実はお江戸で人気!姫路の藍染め】

 

日本人にはお馴染みの「藍染め」。“Japan Blue”と呼ばれる深みのある藍色は、海外でも人気が高く、注目度が高まっています。

 

実はこの「藍染め」が、播磨地方で古くから盛んだったのをご存知ですか。

 

温暖な気候の播磨平野は、染料になるタデ科の植物「藍」の栽培に適していたのです。

落ち着いた色合いが好まれただけでなく、虫食いを防いだり保温性を高めたりといった実用面でも、広く重宝されていたようです。平安時代より木綿を染めた「飾磨の褐(かち)染め」が人気で、播磨を平定した羽柴秀吉が、織田信長に献上したとも伝えられています。江戸時代には、姫路藩が藍の製造を奨励し、その技術が磨かれました。

 

【武士の間で大ブーム!姫路の革製品】

 

太古の昔、人類は、暖かく柔らかな動物の毛皮を身に付けて、自然界の厳しい環境を生き抜いてきました。皮を動物の脂や植物の汁につけたり、煙でいぶしたりして、長持ちするように「皮なめし」の工夫をしていました。現代では失われつつあるその貴重な技術が、播磨には古来より脈々と受け継がれているのです。

 

軽くて丈夫な革は、武具や生活用品に欠かせないものでした。文献には「その品、争いて武士に求められる」という記述もあったほど。実用的な面に加えて、繊細な細工にも人気があり、タバコ入れや下駄カバーなど、装飾品としても好まれていました。

 

現在、牛革の生産量は国内で約7割のシェア。柔らかな手触りと使えば使うほど深みが出る風合いで、ブックカバーや財布などが幅広く愛用されています。

 

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【すごすぎる!技術の粋を集めた藍染レザー】

 

この2つの地場産が合わさり生まれたのが「姫路藍靼(らんたん)」。藍染めの「藍」、柔らかい革という意味の「靼」から名づけられました。

 

姫路・西はりま地場産業センターのプロデュースで数年前から取り組んできましたが、布を染めるのとは違って、革に色を定着させることが非常に困難だったそう。職人や研究者が苦労を重ね、何度も試作を繰り返しました。

 

試行錯誤の結果、工業技術の粋を集めて「かち色」の染色に成功。これからカバンや靴、財布、家具など、様々な商品を展開していくのでお楽しみに!藍染独特の深みのある色合いと滑らかな手触りに魅了されること間違いなし。長く使い込むとあなただけの風合いに変化する「オンリーワン」と、長い歴史の中で培われてきた職人技と地場産の「ロマン」を感じさせる逸品です。

 

 

じばさんセンター
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