知る人ぞ知る日本酒の宝庫「播磨」

日本酒の歴史が始まった地「播磨」

 

約1300年前に編纂された「播磨国風土記」の中に、米麹を用いた酒造りの製法が初めて登場しています。

 

大神の御粮(みかれい)沾(ぬ)れて黴(かび)生えき, すなはち,酒を醸(かも)さしめて,庭酒に献りて宴しき ~播磨国風土記より~

 

伊和大神に供えられた米飯が濡れたため、カビが生えてしまった。そこでその米を播磨の庭田神社(宍粟市)の裏にあるぬくい川で醸したところお酒が出来上がり、伊和大神に献上して宴をおこなったと記されています。

 

日本で初めて、日本酒が作られたとされている記述です。

日本酒と聞くと、お米がおいしい地域、新潟や秋田など東北、北陸をイメージしますが、実は日本酒は一番多く作られている県は兵庫県です。しかもダントツの1位です。

 

日本酒生産ランキング

1位 兵庫県 132,222キロリットル

日本最大の清酒メーカー「白鶴」、「菊正宗」など

 

2位 京都府 72,324キロリットル

「松竹梅」、「月桂冠」といった大手メーカーから「英勲」「玉乃光」

 

3位 新潟県 38,547キロリットル

「久保田」、「八海山」、「〆張鶴」など

 

※データは全て平成24年度のものになります。
※参考文献:国税庁

 

兵庫県は灘五郷があるので納得の1位なのですが、播磨地方のお酒も見逃せません。

 

灘五郷は有名な大手酒造が立ち並ぶ地域ですが、播磨地方はなんといっても、日本酒に一番適しているといわれる「山田錦」の産地です。山田錦は、大正12年(1923年)に北播磨で誕生しました。播州平野は、良質な山田錦の生産地であると共に播磨五川の質のいい水にも恵まれ、自然も多く空気が澄んでおり、日本酒造りに最適な土地です。

 

播磨の土壌で育った山田錦は、大粒でコメの中心に心白があり、タンパク質が少ないため、品質の高い日本酒が生まれます。

 

そんな「最高級の山田錦」と良質な水で、長年にわたって

酒造りが受け継がれてきた播磨の酒蔵をいくつか紹介します。

 

吟醸酒のパイオニア「本田商店」

 

最高の「山田錦」が採れる田んぼまでこだわった、「山田錦」を極めた酒造。

主なブランドに龍力、ドラゴンシリーズなどがあり、姫路駅地下の「タツリキショップ」で1杯200円〜試飲ができる。

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本田商店

〒671-1226 兵庫県姫路市網干区高田361-1

http://www.taturiki.com/

 

革新と伝統をバランスよく組み合わせた造り「名城酒造」

 

最新の設備で安定した品質を生み出し、伝統的な「箱麹作り」も採用する。

「特撰 からくち官兵衛」や「官兵衛にごり酒」「しぼりたて官兵衛」といった官兵衛シリーズが有名

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名城酒造

〒679-2123 兵庫県姫路市豊富町豊富2222-5

http://meijoshuzou.co.jp/

 

自然発酵させる酵母の仕込み「壷坂酒造」

 

400年前から続き、200年前に建てられた本蔵が現役の歴史ある酒蔵。

純米吟醸 雪彦山 無ろ過原酒」など無ろ過原酒がファンに愛されている。

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壷坂酒造

〒671-2103 兵庫県姫路市夢前町前之庄1418-1

http://seppiko.shop-pro.jp/

 

いかがでしょう。「日本酒のふるさと」播磨のお酒で、秋を楽しむのもいいですね。

 

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